『紅と剣』

      


        紅と剣


井伊直政は家康にむかって話を続ける。それを訊く家康の相づちは実に楽しげだ。
「十五の年、養母は、この男だけは絶対にいけないと強情なまでに言いはり、ついには髪を下ろしてしまいました。当時、今川義元公の庇護の下、繁栄を極めた駿府より、ありとあらゆる贅沢品を用意した縁談相手を前に、養母は一言、こう言い放ったそうです」
──紅はいらぬ。剣をもて。
戦国の世、女地頭と呼ばれた徳川四天王・井伊直政の養母、井伊直虎。彼女の熾烈な一生を描いた、『トッカン』の著者がおくる渾身の歴史エンターテインメント!

(本の画像と紹介文はお借りしてきました。)





休憩時間のおともはもっぱら図書館で借りてくる本です。

先日読み終わった本が高殿円さんの『紅と剣』

井伊直虎が主人公のお話だったのですが、とっても面白くて、

これ映画にしたら良いのにって思ってたら来年の大河ドラマの主役が

井伊直虎と知って、「おおぉ!(´▽`*)」ってなりました。

でも、脚本は違う方みたいなので、『紅と剣』のイメージではない様子。


でも、脚本を担当される森下佳子さん「世界の中心で、愛をさけぶ」や

「白夜行」「仁-JIN-」「とんび」「天皇の料理番」NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」

などを手がけている方らしいので期待しています(*^-^*)

主人公の柴咲コウさんも好きなので、楽しみです♪








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『奇跡のリンゴ』

『奇跡のリンゴ』  石川 拓治著

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リンゴ栽培には農薬が不可欠。誰もが信じて疑わないその「真実」に挑んだ男がいた。農家、木村秋則。「死ぬくらいなら、バカになればいい」そう言って、醤油、牛乳、酢など、農薬に代わる「何か」を探して手を尽くす。やがて収入はなくなり、どん底生活に突入。壮絶な孤独と絶望を乗り越え、ようやく木村が辿り着いたもうひとつの「真実」とは。



(画像と解説はアマゾンさんからお借りしました)



木村さんを初めて知ったのはNHKの「プロフェッショナル」という番組でした。

番組を観た時は、ご本人の朗らかさが目立って、どんなに凄いことを成し遂げられたのかを

本当の意味で理解出来ていませんでした。


まず著者は、木村さんの半生を挿みながら、木村さんの人柄と、

無農薬でリンゴを作ることが如何に難しいかを書いています。

それを理解すると、無農薬のリンゴを作ることに成功した木村さんの偉大さが本当に良く分かります。

でも感動するのは、その偉業だけではないんです。

木村さんご自身と木村さんを取り巻く人々の人間模様に深く感動しました。

夫婦の間にも、親子の間にも、友との間にも、愛が沢山ありました。

木村さんは完全無農薬のリンゴを作るために、生活が困窮していきます。

それは10数年も続いたんです。

そうやって並々ならぬ苦労の末に得た知識を今、惜しげもなく多くの方に

教えていらっしゃいます。

無農薬という希少価値で高級食材になっては意味がない。

誰もが購入し易い値段で販売して、農家も利益が出るように

なって欲しいと思っていらっしゃるそうです。

そんな木村さんだからこそ成し遂げられたんだと思います。


木村さんの人生からは、今どんな人生を歩んでいる方でも学ぶことは沢山あると思います。

ぜひお薦めしたい一冊です。






















『恋歌』

『恋歌』   朝井 まかて


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樋口一葉の歌の師匠として知られ、明治の世に歌塾「萩の舎」を主宰していた中島歌子は、幕末には天狗党の林忠左衛門に嫁いで水戸にあった。尊皇攘夷の急先鋒だった天狗党がやがて暴走し、弾圧される中で、歌子は夫と引き離され、自らも投獄され、過酷な運命に翻弄されることになる。「萩の舎」主宰者として後に一世を風靡し多くの浮き名を流した歌子は何を思い胸に秘めていたのか。幕末の女の一生を巧緻な筆で甦らせる。


(画像と解説はアマゾンさんからお借りしました)


いつもお邪魔させていただいているigaigaの徒然読書ブログのigaigaさんが

以前紹介されてて気になってた本です。

図書館にあったので、借りました。



主人公の登世が最愛の人、以徳への愛を貫き通す。

一人の女性の愛の形を書いたお話なんですが、

歴史の流れの影響の大きさが半端じゃない。

本当にこんなことがあったのかと、愕然としました。

そして、いつも思うのが、歴史に名を残すような人は本当に強い。

何事もおいそれとは諦めない。生きる力が違う気がします。

作り話ではなくて、本当にあった話ですから、自分だったらどうするかという想像は

リアルさを持って迫ってきました。


自分の真にのみ従う人は儚く美しいですが、

周りを悲しませることもあります。

他人の真に想いを馳せる人はしなやかで強く、

周りにも勇気や希望を与えれくれます。

ずっと以徳様への愛、つまり自分の真で生きてきた登世が

死の間際に、以徳が成し遂げたかったこと(他人の真)を

形を変えて成し遂げることで、残された者は救われたと思うんです。

そして、登世の真も貫けたんじゃないかなと感じました。





















『お伊勢ものがたり』

『お伊勢ものがたり』 梶 よう子


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旅も人生も山あり谷あり、風雨あり。いつかまことの終着が来るまで、歩み続けるだけ。わけありの武家の女三人と、頼りない御師(案内人)見習いの珍道中。若い女巾着切り、いわくありげな浪人者、犬を相棒にした抜け参りの子ども……いくつもの出会いが祖母の、母の、孫の人生を変えていく。心がほっとあたたまる、長編時代小説!


(画像と解説はアマゾンさんからお借りしました)



一気に読みました。

当たり前ですが、車も無い時代、旅は歩きが基本。

ましてや、母、娘、孫の女性三人が旅をするのはとても大変なことだと思いますが、

その辺の身体的苦労は割とさらっと流してあって、

むしろ出会う人々との関わり合いが大切に書かれています。

それぞれ年齢と立場が違う三人も現代の女性と変わらず

同じような悩みや葛藤を抱えていますが、

出会う人々との交流の中で、成長したり、気持ちが変化したりしていきます。


やはり年代的に香矢さんに感情移入しやすかったですが、

娘の雪乃ちゃんの若々しさも通って来た道だから微笑ましいし、

お母様のまつさんの聡明さは見習いたく、こんなお年寄りになりたいと思わせます。

魅力的な三人の案内役が若い久松ですが、

この青年の持つ率直さが読んでいてとても好感が持てるし、

悩みも成長もやはり香矢さんと同じく母のような気持ちで

見守ってしまいました。


切ない出来事もありますが、読み終わってとても清々しい気持ちになりました。


旅は人生の様、また人生は旅の様と言いますが、

旅を楽しむのも、人生を楽しむのも、自分の心次第だなと

改めて認識させてくれるお話でした。






予約投稿です。

最後まで読んで下さってありがとうございました。



『蚊がいる』

『蚊がいる』 穂村 弘

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日常生活の中で感じる他者との感覚のズレ、居心地の悪さ、「ある」のに「ない」ことにされている現実……
なぜ、僕はあのとき何も云えなかったのだろう。内気は致命的なのか。自称“ふわふわ人間"穂村弘のあたふたっぷりに共感しつつ、その鋭い自分観察と分析は、まさに“永久保存用"の納得感。
フリーマガジン『L25』で連載していた「蚊がいる」、読売新聞「○○のマナー」、週刊文春「かゆいところがわからない」、文芸誌『GINGER L.』の「この辺に埋めた筈」などの人気連載に、ピース・又吉直樹との対談を加えて刊行。
装丁=横尾忠則

(画像と解説はアマゾンさんからお借りしました)


「王様のブランチ」でお笑い芸人の又吉さんが紹介されてて、

おもしろそうだなって思って読みました。

穂村弘さんを知らなかったんですけど、おもしろい人がいるんだなぁって思いました。

歌人でいらっしゃるからか、目の付け所が違う感じがします。

普通だったらスルーしちゃうようなことにも一考を講じる所がおもしろいです。

ゲラゲラ笑うような面白さじゃなくて、くすっと鼻がなるような感じ。


ちょっと例えが失礼かもしれませんが、穂村さんの小市民的な感覚や、

人にどう見られるかを異常に気に掛ける性格や、悲しいほどお人好しな所が、

たまらなく共感出来ます。


読みながら目の前に穂村さんが居ないことが本当に残念に感じました。

「分かるわぁ~」とか、「えっ!そんな風に考えるの?」とか、

すぐに言葉にして会話がしたくなるお話ばかりでした。


こんなブログがあったら毎日見にいっちゃうなぁ(笑)



検索してみたんですけど、穂村さんご自身はブログされてないみたいですね。

でも、穂村さんファンの方のブログは沢山ありました。

ファンが沢山いらっしゃるの分かる気がします。



















プロフィール

55スマイル

Author:55スマイル
夫婦で洋食屋をしています。
不景気の荒波に揉まれて日々たくましくなってきてます。
お店での出来事や、趣味の事を書いていこうと思ってます。

cafe dining Merci
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カフェダイニングメルシー

〒791-0054
愛媛県松山市空港通
3丁目7-13

089-965-1161

・ランチタイム
11:30~15:00
(LO14;30)

・ディナータイム
17:30~22:00
(LO21:30)

定休日:毎週火曜日

駐車場あり:7台


※店内終日禁煙です。
※月、水、金、日の
14:30~17:30は
クラフト教室を行っています。

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